10本指タイピング練習プログラム 〜今の時代必要な能力を上げよう〜
https://gyazo.com/70d5f344afabf9359f4ea3e482264563 https://docs.google.com/document/d/1tmRRZVTwmb6G4rg0vdBtrf46MrweMmT8scEQJg953Ns/edit#heading=h.8ecpqep03w25
今の時代タイピング速度 ≒ 思考速度 ≒ 生産性であり、タイピング速度が遅いことは百害あって一利なし 様々なことが初めてで高負荷がかかる…社会人1年目を迎える前に、基礎スキルとして磨いておくと良いと思います 思考も多ければ、議事録も多い会社においてタイピングは生命線なので...
インターン生にもe-typingで250くらいはとらせておくとよいかと
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以下、タイピング練習法を知れるPage
手の力を抜いて、弛緩した状態でホームポジションに両手の10本の指を置く。
ホームポジションとは、左手が小指をa、薬指をs、中指をd、人差し指をfに置き、右手は人差し指をj、中指をk、薬指をl、小指を;に置くフォームです。親指はspaceです。
その上にタオルを掛けて、手とキーボードを覆い隠す。(最初から最後まで、タイピングしているときは常時、必ずタオルをかけ続けます。完全タッチタイピングができるようになるまで、常時、です。「最初はキーボードを見ていて、そのうちに見なくなる」などということはありません。最初から常時タオルをかけて練習することが近道です)
一切キーボードを見ずに数字、記号まで入力できるようになるまで、キー配列表を画面上に常時表示するか、プリントして画面の縁に貼ったり、キーボードの横に置く。
タイピングするときは、絶対に間違えないように、ゆっくり正確に確実に。(早くタイプして間違える事を繰り返していると間違いクセがついて結局速度は上がりません)
タイプする1本の指先だけを、入力したいキーの上までゆっくり水平移動し、次に指先を真下に数mm下ろしてキーを押下(おうか)する。(もちろんホームポジションのキーを入力するときには水平移動は不要です)
そ〜っと押し下げる。決して「打つ」のではない。「打鍵」でなく「押鍵(おうけん)」です。
昔のタイプライターは、紙に対しインクリボン越しにタイプアームを物理的に打ち付ける必要があったため、「打鍵」を要しました。shio.icon自身、小学4年生でOlivetti社製のタイプライターを使って完全タッチタイピングを習得した当時は「打鍵」していました。現代のキーボードは、タイプライターと違ってタイプアームを打ち付ける必要がない。キーを数mm押し下げるだけでいい。「押鍵」です。そーっと優しくほんの数mm、指をすっと動かせばいい。それ以上の力はまったく無意味。
押し下げたら指を真上に戻し、先ほどと逆に水平移動して、元のホームポジションに戻す。
・爪を切る。
爪を短く切った方が,速く打てます。爪が伸びていると,他のキーに引っかかったりして速く打てません。また指の腹で打つことになりますから,速度が出ません。おしゃれのために爪を伸ばしている人は,もちろんそのままでOKです。ここに書いていることはあくまでもshio流の速くタイピングするコツなのであって,これを実行しないとと速く打てないというものではありませんから。長く伸ばした爪にきれいなネイルアートをほどこした指で,ペチャペチャと快速に入力する女性を何人も知っています。
・手のひらにテニスボールを持つような形で指をホームポジションに乗せる。
パームレスト(ノート型のコンピュータのキーボードの手前にある平面部分)から手首を浮かせ,テニスボールが手のひらに入る形にします。パームレストに手を置いている人が多いけれども,下記の理由(次の項目)から,お勧めしません(爪が長い人は別)。ホームポジションとは,A, S, D, Fに左手の小指から人差し指を,J, K, L, ;に右手の人差し指から小指を,それぞれ触れている状態をいいます。親指はスペースバーです。なおshioはたくさん打つときは,外付けキーボードをモモの上に置いて打ってます。そうすると,肘の角度が90度になり,手首もまっすぐ自然で,ストレスなく打ち続けることができます。
・手指の力を抜く。
指を軽快に動かすためには,手指がリラックスしていることが大切です。手や指に力が入っていると,素早く動かすことができません。試しに「ガオーッ!!」ってやるときみたいにして,手指にぎゅっと力を入れてみてください。その状態で指を1本だけ素早く動かすことができますか? 無理でしょう。手指の力が抜けていると,素早く柔軟に動かせます。パームレストに手首を置いていると,指を浮かしている状態を保つために,完全には指の力が抜けません。だからある程度以上速く打てないし,打ち続けていると疲れます。やはり,パームレストに手首を置かないで,指を完全に自由な状態(手首から指がダラーンとぶら下がっている状態)にして打つのが,速くタイピングするコツです。
・キーボードを見ない。
shioがキーボードを打っているとき,見ているのは画面か,横に置いた本か,講演者の顔などです。キーボードを見ることはありません。キーボードを見ているとタイピング速度に限界があります。特に日本語の場合は,変換の確定をする必要があるので,画面を頻繁に見る必要がありますから,そのうえキーボードまで見ていたら,画面を見たりキーボードを見たりして目がとても忙しい。ホームポジションが固定していないと,打ち間違いも起こりやすい。だから,タッチタイピング(ブラインドタッチ)ができるようにする方がいいと思います。ちなみにshioは,小学生のときに我が家にあったタイプライター(そのタイプライターは研究室においてあります)と教則本を使って,2週間で打てるようになりました。その程度のことです。難しいことではありません。
なお,Macでことえりを使っている人は,細かく区切って頻繁に変換をしてしまわないで,一文,全体(つまり「。」まで)を打ってから変換するようにしましょう。ことえりはその方が変換効率がいいように作られています。この仕様は,講演者の顔を見ながら一文が終わるまでひたすら打ち続け,一文が終わったところで変換をするのに向いています。変換したときだけ画面で変換結果を確認すればいいからです。変換する頻度が低ければ,それだけ講演者から目を離す頻度も少なくすみます。
同じページに上記の親指シフト.iconを表示し、スクロールするにつれて親指シフト.iconの位置もcontrol+↓で下にずらしていけば、常に配列表を近くに表示しながら練習できます。 #Scrapbox って便利!! 掟その1──画面(と配列表)のみを見る
絶対に絶対に絶対にキーボードを見ない。一切見ない。配列表はプリントしてモニターのフチに貼っておく。ホームポジションに置いた両手の上にタオルをかける。キーボードのキートップにかなを書くとか、かなの書かれたシールを貼るなど論外。最初からタッチタイピング(ブラインドタッチ)です。繰り返します。絶対にキーボードを見ない。明るい(発光している)画面と暗いキーボードを交互に見続けると、瞳孔の開閉を繰り返すことにより目に負担をかけます。
掟その2──親指シフト始めたら親指シフトのみ
決してローマ字入力しない。人間が何かのスキルを身に付けるには、蓄積が必要です。繰り返し、繰り返し練習を続けるのです。それが必要な量たまったら、飛躍的に進歩します。飛躍に必要な蓄積量のことを閾値(いきち)といいます。閾値を超えるまで、ひたすら一意専心。練習あるのみです。shioの場合、一日5時間以上練習したら3日で実用的な速度で打てるようになりました。閾値を超えたら「身についた」状態になるので、その後ならローマ字入力しても親指シフトを忘れません。閾値に達する前にローマ字入力すると、せっかく少し慣れて来た親指シフトを身体が忘れます。振り出しに戻ります。
掟その3──正確かつ確実にゆっくり打鍵する
速く打とうとして間違えると間違え癖がつく。1打鍵1打鍵、どんなに時間をかけて考えてもいい。どんなに配列表を見てもいい。ともかく間違えないように正確に打つ。急いてはことをしそんじる。
掟その4──お化けの手、猫の手、ピアノの手
「お化けだぞ〜〜」ってやるときの、タランとした手のまま、キーボード上に手を降ろしていって、ホームポジション(掟その6参照)に10本の指が接触したところでストップ。それが基本姿勢です。肘から指先までのうちで、最も高い位置にあるのは手首。あるいは手首がストレートになるようにします。パームレストは「レスト(休憩)」するときのみ手首を置く。親指シフトは特にこの手の形、姿勢が大切。シフトキーを「押しながら」ではなく、文字キーとシフトキーを「同時打鍵」しやすいのがこの形。本来のタイピング姿勢。ちゃんとお化けの手の形で打てるようになったら、手をパームレストにべたっと付けたままでも打てるようになりますが、最初は基本に忠実に。猫の手はタイピングの基本姿勢です。
掟その5──必ずできると信じてゆっくり進む
ゆっくりゆっくり進んでいくと、意外と早く身に付きます。なぜなら親指シフトはキー配列自体が効率的にできているから。真ん中の段だけで約5割、真ん中と上の段合わせて約9割の日本語文を入力できますから。
掟その6──10本の指を常時ホームポジションに保つ
左手は小指から順にA, S, D, F, 左シフト(orzレイアウトで親指シフトする場合はスペースキー)に、右手は小指から順に;, L, K, J, 右シフト(orzレイアウトの場合はかなキー)に、各指の先端(爪に近い部分)を常時接しておきます。親指以外の各指はすべて垂直。両手のすべての力を抜いた「お化けの手」(掟その4参照)をキーボードに向かって降ろしてゆき、10本の指がキーに触れた瞬間、それが手の基本形であり、「ホームポジション」です。タイピング中、常時、両手のチカラは抜いたまま、その体勢を維持します。ずっとお化けの手。
掟その7──タイプするときは、打鍵する指1本だけを移動し、打鍵し、またホームポジションに戻す。
「ホーム」ポジションだから、毎回戻すのです。そして打鍵する指以外は、ホームポジションを維持します(動かしません)。チカラも抜いたまま。キーを打つとき、打鍵する1本の指だけを「移動、打鍵、戻す」という3ステップでデジタルに動かすのです。だから、ゆっくりゆっくり。デジタルな動きをゆっくりやっていれば、徐々に速くなります。決して自分から速度を求めないこと。正確性だけを追求していると、時が来たら自然と速くなります。打鍵するときに、腕ごと、手ごと移動している人がいますが、それは誤打鍵の原因です。常時ホームポジションに置く。鉄則です。
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楽器演奏の習得と同じ練習方法を取り入れている点はもう一つあります。
shio.iconは当初から、タイピング中にtypoしたら、間違えた文字だけでなく、その単語全体をdeleteして、再度その単語全体を入力します。例えば、「タイピング」と入力しようとして「たいぽ」と書いてしまったら、「ぽ」だけを消すのではなく「たいぽ」全体を消してから、再度「タイピング」と入力します。
楽器を演奏する際、間違えた音だけ直しても、正しい手の動きを手が覚える機会がありません。1小節とか1フレイズとか、ひとまとまりをつなげて練習することによって、それ全体の動きを手が覚えていきます。楽器の練習では至極当たり前の手法です。
タイピングの際も同じ。間違えた文字だけ再入力するのではなく、単語全体を再入力することで、その単語を入力する手の動きを手に記憶してもらうのです。だからshio.iconは今でも、間違えたらその単語全体を消して、単語全体を再入力しております。その方が未来の自分のためになるから。